ムンク生誕150年記念の期間限定カフェ「Café MUNCH(カフェムンク)」が開催中。スカンジナビア政府観光局主催で場所は渋谷ヒカリエのフラワーズコモン(FLOWERS Common)、期間は4月10日-4月23日。ムンク作品のレプリカの展示やノルウェー料理やカフェラテが提供される。
ムンクと言えばノルウェーを代表する画家だがノルウェー観光局ではなくスカンジナビア政府観光局が主催。スカンジナビア政府観光局はデンマーク、ノルウェーの旅行に関する情報の公式サイトでWikipediaによると「単独で支局開設が行えない場合には、周辺の国と共同で観光局を構えるケースもある」というパターンなんでしょうね。以前はスウェーデンと3カ国だったのが今はデンマーク・ノルウェー両国が対象になっている模様。
ホビット撮影舞台になっているニュージーランド観光局もそうだが流暢な日本語を操ってくれるだけで親しみが湧くのは不思議なもの。多分向こうが本腰でやっていますよ、ということが伝わってくるからなのかな。
カフェムンク / フラワーズコモン(FLOWERS Common)
ヒカリエの7・8Fはレストランフロアになっている。7階の一番奥にあるフラワーズコモン(FLOWERS Common)は渋谷ヒカリエで一番大きなレストラン。カフェムンクではフラワーズコモン店内にはムンク作品のレプリカ画37点が展示されている。普通のレストランなので歩きまわって作品を鑑賞するというよりは通された席の近くのものを見る、という感じ。
ムンクの代表作「叫び」/ ヒカリエのカフェムンク
ムンクの叫び、知らない人はいない作品だがちゃんと説明読んだのは初めて。盗難されて話題になった物も含め同じ構図の作品が5点あって、うち4点のレプリカが展示されてる。
一般にはムンク自身が叫んでいるように思われているが「自然を貫く大きな終わりのない『叫び』」に恐れ慄いている様、という絵らしい。自分が叫んでいるのでは無く叫びを感じたから耳を覆っているわけだ。
二人の友人と歩いていると、日が沈みはじめた。見る見るうちに
空が血のように赤く染まっていく。僕は疲れを感じて立ち止まり、柵にもたれかかった。
青黒いフィヨルドと街の上空が血と炎で彩られた。
友人は、僕をおいてどんどん先に行く。僕はそこに立ち止まったまま不安に身を震わせた。
その時、自然を貫く大きな終わりのない『叫び』を感じた(エドワルド・ムンク)
カフェムンクの期間限定ムンクメニュー
ムンクも食べていたであろうノルウェーの代表的な料理がメニューになっている。夕方からの提供なので昼はスイーツ・ラテだけ注文可能。
- ノルウェーサーモンを使ったアペタイザーで、サワークリームをトッピングで添えた「ノルウェーサーモンのマリネ ライ麦パン添え」(930円)
- リンゴンベリージャムをかけた俵型のミートボール「ヒョットカーケ~ノルウェー風ミートボール~」(830円)
- 「叫び」を模したデザインのチョコプレートをあしらった「『叫び』ジンジャーガトーショコラ」(720円)
- 「叫び」カフェラテ(700円)
ムンクの「叫び ラテ」 / カフェムンク
ランチに訪れた所ノルウェーサーモンやミートボールは17時以降のみということだったのでカフェラテを頼んでみた。
「叫び」の飴やチョコプレートが添えられたラテにはヘタウマな「叫び」が。テンプレート使うとかすればもう少し精巧なんでしょうけれどバイトさんでもできるレベルに簡素化したのかな。
海南チャーハン〜ハイハンチャーハン〜海老とネギトロのサラダライス / ヒカリエのフラワーズコモン(FLOWERS Common)
1000円以上するエスニック・チャーハンだが冷めていたのでノーコメント。見た目はいいんですけれど冷めたチャーハンは食べられないです。
海老とネギトロのサラダライス / ヒカリエのフラワーズコモン(FLOWERS Common)
ボリューミーなサラダライス。上に乗っている物体はネギトロ。