今週末は衆議院・都知事ダブル選挙

週末16日に投開票を迎える衆院選、都知事選のダブル選挙。当サイトのエリアである新宿区、渋谷区、港区について立候補者とおおまかな情勢をまとめておきたい。なお本サイトはいずれの政党・候補者関係者とも利害関係は無い。

政治に関心を持つ人が増えて(特に)若者の投票率があがれば良いなと思っている。

都知事選の立候補者と情勢

石原都知事の辞任を受けて行われる今回の都知事選挙。副知事だった猪瀬氏が本命で対抗が元日弁連会長の宇都宮健児氏。

猪瀬氏は自公維、宇都宮氏がそれ以外の各党が支持、という構図。元神奈川県知事の松沢氏は前回都知事選で石原氏から禅譲を受けるはずが梯子を外されたという苦い過去があっての雪辱戦となるが猪瀬氏が出馬したため無党派層頼み。笹川氏は元科学技術相ということで大臣経験者だがどういう勝算か見えない。元ネパール大使の吉田氏も同じ。

以下個人的な感想。
猪瀬氏はTwitterを見ている限り論理的な思考をする実務者だがマスコミ報道では態度が傲慢、という声が聞こえる。都民としては石原都政を継続するかどうか、の投票になる。石原氏は週数回しか出勤していなかったようだから実務は猪瀬氏がやっていたようなものだ。

元日弁連会長の宇都宮氏についてはよく存じ上げないのだが多重債務問題に熱心に取り組みグレーゾーン金利の問題などで功績があった。多重債務者の味方となったことでヤクザや暴力団と対峙したりしてきたこと、また日弁連の会長選挙を複数回の再投票を勝ち抜き当選してきたことから胆力・政治力もあると思われる。漏れ聞く人柄からは社会的弱者の気持ちがわかる人、という印象を受ける。

  • マック赤坂 / スマイル党総裁
  • トクマ / 幸福実現党役員
  • 松沢 成文(まつざわ しげふみ)/ 元神奈川県知事
  • 笹川 堯(ささがわ たかし) / 元科学技術相
  • 宇都宮 健児(うつのみや けんじ) / 元日弁連会長 / 未・共・社新・ネが支持
  • 猪瀬 直樹(いのせ なおき) / 元副知事 / 自・公・維が支持
  • 中松 義郎(なかまつ よしろう) / 発明家
  • 吉田 重信(よしだ しげのぶ) / 元ネパール大使
  • 五十嵐 政一(いがらし まさいち)/ 社団法人理事

都知事選、猪瀬氏がリード 朝日新聞情勢調査 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

朝日新聞社は8、9の両日、16日投開票の東京都知事選について電話調査を実施し、取材による情報も合わせて情勢を探った。前都副知事の猪瀬直樹氏(66)がリードし、他の候補に水をあけている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121211-00000001-asahi-pol

新宿区・港区の立候補者と情勢

千代田区、港区、新宿区が東京1区を構成している。都内最多の9人が立候補しており一覧はこちら。「地獄の火の中に投げ込む者である」で有名な又吉イエス氏が今回も立候補。実際には当選5回で元経産相の海江田万里氏(民主)と元経産官僚の新人 山田美樹氏(自民)の一騎打ちになりそう。2005年、2009年の選挙では海江田氏と自民党の与謝野氏が10〜13万票で激戦を繰り広げていたが今回与謝野氏が引退した。知名度では海江田氏が有利だが民主党への逆風がどのくらいか、が注目となる。

“経済通”が並ぶ東京1区 各党の象徴、都内最多9人が出馬 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

9人の中で国会議員経験者は、民主・海江田万里氏のみ。過去5度争った元財務・金融相、与謝野馨氏が引退したため、知名度では8新人を圧倒している。海江田氏は、菅政権で経産相など重要ポストを務めたが、マニフェスト未達成への風当たりも強く、実績より経済畑を歩んできた背景を強調して、景気回復への実行力を訴える。

これに呼応するかのように、各候補は経済面をアピールする。

自民・山田美樹氏は元経産省職員。コンサルティング会社などの民間経験も付け加え、「民間では当たり前だったスピード感、決断力、創意工夫で経済再生に取り組む」と熱弁をふるう。

未来・野沢哲夫氏は「証券会社の営業もし、1区の企業、個人の気持ちも分かっている」。小渕内閣の経済戦略会議委員などを務めた伊藤元重東大教授のゼミ生で、「経済で誰にも負けるつもりはない」。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000509-san-pol

渋谷区の立候補者と情勢

渋谷区、中野区が東京7区を構成している。立候補者の一覧はこちら

元厚生相の民主党長妻 昭氏が知名度・実績ともにリード、自民党の元都議松本 文明氏が続く。前回と構図が変わらないので「ミスター年金」長妻氏の当選は固そう。

一方長妻氏は似非科学であるホメオパシーに対して効果を研究する予算を付け、これについては日本を代表する科学者機関である日本学術会議から「荒唐無稽である」との会長声明が出されている。科学的な人であればホメオパシーを支持するということはありえないので個人的には残念。

もし長妻氏のホメオパシーへの認識がその後どうなったかご存知のかたがいたら教えて欲しい。