数日前RTされていた桜で猫が鈴なりの微笑ましい写真…実は飼い主が放り投げて乗せていた!

昨日の「上野の桜や銀座・池袋の看板で猫が寝ているのは猫おじさんによる虐待」という記事に大きな反響があったが、彼が今日また猫を乗せているという話を聞いて現場を見てきた。…ら醜悪な光景を目にすることになった。なんと枝に猫をほうり投げて乗せていたのだ。

元々の話は、上野公園で「桜の枝に鈴なりになっている猫がいる!」という写真が回ってきたことで、調べた所これは銀座・原宿・池袋などで看板に猫を乗せて人が集まって写メを撮るのを後ろでにやにや眺めている人物によるものだった。

猫を道具に注目を集めて承認欲求を満たすという醜悪な姿だと私は思う。

パターンとしてはおじさんがバッグや自転車の籠に猫を入れてきて、看板や枝などに放り投げる。猫は首の周りにシュシュをしていることが多い。本人は騒ぎになってみんなが写真を撮るのを後ろから眺めて喜んでいる。何度も注意されているが止めていない。

今日上野公園で猫が乗せられているという話を聞いて駆けつけて現場を見た。こういう情報もあり気になっていたからだ。

桜で寝ている猫

これが桜で寝ている猫。これだけ見ると微笑ましい風景。。。

周りは写メを撮る数十人の人々。まあそうなりますよね。

ところで、上野公園といえば桜の名所、このように大勢の花見客が詰めかけているわけですが猫が自然に登っている、なんてことがあるんだろうか?

飼い主のおじさんが猫を枝にほうり投げて乗せていた!

着いた時、既に人だかりができていたのだが警官に注意されて猫を下ろすことにしたようだ。(見た感じ警官はただでさえ混んでいる中に人だかりを作ったことに注意したようだ)。

そこで彼は猫を下ろすのだが、某TVが映像を撮りに来ていてリクエストしたようで一旦下ろした猫をまた枝に上げたのだ。というか、猫を投げた!微笑ましいとか思えなくてドン引きだった。

以下は猫を枝にあげる一部始終を抜き出したもの。手元には動画もあるが沢山の顔にモザイクをかけるのが大変なので必要な部分だけ出した。

1.猫を抱え上げて

2.頭の上に掲げて

3.手を伸ばしても届かない高さだ

4.猫を投げた!えー無いわー。

5.猫、なんとか飛びつく

Q&A

色々な質問をいただいているので回答する。

Q 猫は自分で逃げられるんじゃないの?

いいえ、大人が手を伸ばしても届かない高さの一本枝です。写真中央でカメラを掲げた男性でも全然届いていません。2m以上かと。

Q みんなが喜んでいるならいいのでは?

みんなが喜んでいるなら猫が嫌がっていてもいいんですか?

Q 猫が嫌がっていないならいいのでは?

嫌がっています。

Q 本人は観光地を盛り上げるためと言っているからいいのではないか

「本人は観光地を盛り上げるためと言っている」というのは撮影に来ていたTVカメラマン氏からの話。

4月6日(金)には池袋のフクロウ像に猫を乗せ、職員に怒られて今度は西武池袋駅に移動し改札に猫を置いている。どこが観光地を盛り上げるためですか?怒られても移動するだけ、という所から確信犯。検索すれば出てくるが彼は数年同じ事をあちこちで繰り返している。


怒られて西武池袋駅に移動したようだ。こんな所に猫がいて、しかも大人しくしている、という状況自体が異常だ。

電車に猫を置いて周りの反応を喜ぶのが観光地の盛り上げと関係がありますか?

これ、JR山手線の車内だそうです。このおじさん、いつもこんなことをして喜んでいる人なのか、立ち上がって満足そうに自分の猫を見ていたらしい。
電車猫.jpg
http://tabineko.seesaa.net/article/34776835.html

Q 虐待なら法律でなんとかならないの?

専門家では無いので参考程度として。

「動物の愛護及び管理に関する法律(通称、動物愛護管理法)」で「みだりに殺し、又は傷つける」「みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等」「遺棄」に対して罰則付きの虐待禁止が課されます(Wikipediaより)。実際、猫の里親制度を利用して猫を譲り受け、川に投げ捨てた男が逮捕された事例があります。

しかし殴ったり怪我していたりというわかりやすい証拠が無いですから「自分の猫をどうしようが勝手だ」と言われれば他人の所有物には手がだせません。私は彼が猫を放り投げている動画を持っていますが法律上の証拠として意味があるかはわかりません。

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