うなぎは既に絶滅寸前で日本人が食い尽くす未来が数年先に迫っていることはもっと知られてもいい件

今日は真面目な話を。先週国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨する報告書を発表して話題になった。しかし数十年後の話よりもウナギを日本人が食い尽くすまで後数年だろうことはもっと知られていいのではないか。

  1. ニホンウナギの資源量は急速に減少していて資源量回復が不可能なレベルになっている。
  2. 資源量回復のため禁漁や漁獲制限を行うのが一般的
  3. しかし政府は漁獲制限をせず、水産業や流通は販売を続け、我々消費者は食べ続けている。
  4. 数年後にシラスウナギが全く捕れなくなりウナギの養殖ができなくなる。あるいはワシントン条約で規制されニホンウナギは食べられなくなる。
  5. 今ウナギを食べることは上記を促進することになる。と知った上で食べられますか?という話

この記事を読んだ人には自分や家族や友人が今後鰻を食べないよう伝えて欲しい。政府が禁漁に踏み切るのがベストだがどうやればそう促せるか私にはわからない。鰻屋さんはどうなるんだ、という声もあると思うが鰻が絶滅したら食べられないんだから目先の利益より10年後、20年後のことを考えて欲しい。

事実としてうなぎの資源量は回復不能なレベルに減少していて環境省がニホンウナギを絶滅危惧種に追加している。その一方で漁業制限は行われていないし、スーパーやコンビニでもウナギが手に入る。この現状で「ウナギ、食えなくなるってよ」と言っても真実味が無いのかもしれない。

規制を行わない政府も乱獲を続ける漁業関係者や流通も消費者もそれぞれニホンウナギを絶滅に追いやる方向に加担することになる。そう知ったらウナギを食べられなくなった。

例えば養殖ウナギを支えるシラス鰻の不作は去年、今年と報道されている所だが昨年の鹿児島漁協は不漁なので漁期を一ヶ月延長した。減ったから保護・禁漁ではなく延長である。チキンレース状態。

直近では日経が「ウナギ界の救世主? 「ビカーラ種」を食べてみた:日本経済新聞」という記事を出して批判を浴びた。「資源枯渇が懸念され、高騰しているニホンウナギのピンチヒッターとして」と書いたその口で東南アジアに生息する「ビカーラ種」を食べ比べ「(ピカーラ種の)資源にはまだ余裕」「難しいウナギの格付け 玄人でも違い分からず」などと煽っている。ニホンウナギが捕れなくなったので別の種で代替しようという話なのだがニホンウナギと同じように食い尽くすのだろうか。

鰻資源に関して詳しくはこちら

本サイトは漁業が専門ではないので詳しくはリンク先を見て欲しいがどこも同じ論調で「ニホンウナギは絶滅の危機にある」「代替種でも繰り返されるだろう」。嘆いているだけか、という方には3番目の記事。ノルウェーなどでは自然保護団体や世論に後押しされた政府主導で漁業制限が実施され資源が回復、最初は反対していた漁業関係者も賛成に、という成功例がある。